突然の激しい頭痛 — くも膜下出血の疑いと受診判断

公開: 2025-01-01更新: 2026-04-23
本記事は医療行為を行うものではありません。ご案内は目安であり、最終的なご判断は医師にご相談ください。 緊急の場合は119へ。

「今まで経験したことのない最大の頭痛」は即119

突然の激しい頭痛は脳の血管が破れるくも膜下出血のサインである可能性があります。 「バットで殴られたような」「今まで感じたことのない」頭痛はすぐに119へ。

今すぐ119を呼ぶべき頭痛のサイン

  • !突然始まった今までにない激しい頭痛(雷が落ちたような、バットで殴られたような)
  • !頭痛と同時に意識が薄れた・失神した
  • !首が固くなる・あごを胸につけると痛い(項部硬直)
  • !頭痛と同時に手足のしびれ・麻痺が現れた
  • !頭痛と高熱が同時に起こり、光がまぶしい
  • !嘔吐を伴う激しい頭痛

くも膜下出血とはどんな病気か

くも膜下出血は、脳を覆うくも膜の下に出血が起こる脳卒中の一種です。 脳動脈瘤(血管のこぶ)が破裂して起こることが多く、突然かつ非常に激しい頭痛が特徴です。 適切な治療を早期に行わないと命に関わり、後遺症が残ることも多い疾患です。

くも膜下出血の救命率・予後は搬送・治療の速さに大きく左右されます。 「痛みがひどかったが少し治まった」という場合でも、警戒を緩めず受診することが重要です。

普通の頭痛との違いをどう判断するか

頭痛の原因は多様です。緊張型頭痛や偏頭痛など緊急性のないものが大多数です。 しかし医療知識がない状態で危険な頭痛を自己判断するのは難しく、 以下のポイントを参考にしてください。

始まり方

要注意

突然(数秒〜1分以内にピーク)

緊急性低い可能性

徐々に始まり、数時間かけて強くなる

強さ

要注意

今まで経験したことのない最大の痛み

緊急性低い可能性

以前にも同じような頭痛を経験したことがある

随伴症状

要注意

意識障害・嘔吐・首の硬直・手足の症状

緊急性低い可能性

随伴症状なし、または吐き気のみ

※ これらは一般的な参考情報です。判断に迷う場合は#7119に相談するか、救急受診してください。

脳炎・髄膜炎の頭痛にも注意

頭痛・高熱・首の硬直・光過敏が同時に起こる場合は、脳炎や細菌性髄膜炎の可能性があります。 こちらも命に関わる可能性のある疾患で、早期治療が重要です。「発熱+激しい頭痛+首が痛い」 の組み合わせは速やかに救急受診してください。

よくある質問

頭痛薬を飲んで少し楽になりました。病院には行かなくていいですか?
症状が改善しても、突然始まった激しい頭痛は原因を確認するために受診することを推奨します。特にくも膜下出血は一時的に改善することがあります(sentinal headache)。念のため救急受診を検討してください。
偏頭痛持ちですが、いつもと違う感じがします。どうすればいいですか?
偏頭痛の既往があっても「いつもと違う」と感じる場合は要注意です。特に今まで経験したことのない強さ・始まり方の場合は、#7119への相談か救急受診を検討してください。

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