急な胸の痛み — 救急受診の目安と119を呼ぶサイン

公開: 2025-01-01更新: 2026-04-23
本記事は医療行為を行うものではありません。ご案内は目安であり、最終的なご判断は医師にご相談ください。 緊急の場合は119へ。

胸痛は「様子見」が危険な場合があります

心筋梗塞・大動脈解離など命に関わる疾患は、初期は「少し痛い」程度に見えることもあります。 以下のサインがあれば迷わず119へ。

今すぐ119を呼ぶべき胸痛のサイン

  • !締めつけられるような、重い胸の痛み・圧迫感
  • !左腕・肩・あご・背中への放散痛(痛みが広がる)
  • !冷や汗・吐き気・気分不良を伴う胸痛
  • !突然始まった引き裂かれるような激しい胸・背中の痛み(大動脈解離の疑い)
  • !呼吸困難を伴う胸の痛み
  • !意識が遠のく感じ・失神を伴う
  • !安静にしていても改善しない強い胸痛

心筋梗塞・狭心症とはどんな状態か

心臓は全身に血液を送るために常に動き続けています。その心臓自身に血液を送る冠動脈が 狭くなったり詰まったりすると、心臓の筋肉(心筋)が酸素不足になります。 これが狭心症(一時的な血流低下)や心筋梗塞(完全閉塞による心筋壊死)です。

心筋梗塞は発症から治療開始までの時間が、心筋の損傷範囲と命に直結します。 「様子を見よう」「病院が開いてから行こう」という判断が命取りになることがあります。 深夜・休日を問わず、119へ連絡することが最善です。

大動脈解離にも注意

大動脈解離は、大動脈の壁が裂ける緊急疾患です。「引き裂かれるような」「今まで経験したことのない」 激しい胸や背中の痛みが突然起こります。心筋梗塞と混同されやすいですが、治療法が異なるため 正確な見極めが不可欠です。

このような痛みの場合は、躊躇なく119へ。自力での受診は症状を悪化させる危険があります。

胸痛の「様子見」が難しい理由

胸痛はその原因が多岐にわたります。筋肉痛・逆流性食道炎・過換気症候群など、 緊急性が低い原因も少なくありません。しかし、一般市民が症状だけから緊急性を 正確に判断するのは困難です。

「以前も同じ感じで大丈夫だった」「心電図は取っていない」「年齢的にまだ大丈夫」 ——こうした理由で受診を遅らせることで、助かる命が失われることがあります。 胸痛を感じたら、まず#7119への相談か119への連絡を検討してください。

緊急性が低い可能性がある胸の違和感

以下は一般的な情報であり、実際の診察は医師が行います。症状が続く場合は必ず受診してください。

筋肉・骨格の痛み

特定の体勢で痛みが再現する、触ると痛む場所がある

逆流性食道炎

食後や横になると悪化する、胸やけを伴う

過換気症候群

呼吸が速くなっている、不安・緊張が引き金になっている

ただし、これらの可能性を自己判断することは危険です。 胸痛が初めて・強い・他の症状を伴う場合は、必ず医療機関を受診してください。

よくある質問

胸痛があるが、以前も同じような症状で大丈夫でした。今回も様子を見ていいですか?
「前回大丈夫だった」は今回の安全性を保証しません。特に痛みの性質・強さが少しでも違う場合、あるいは他の症状(冷や汗・息切れ)が加わっている場合は、#7119への相談か119への連絡を検討してください。
胸痛と同時に左腕がしびれています。すぐに119ですか?
はい。左腕・肩・あごへの放散痛は心筋梗塞の典型的なサインのひとつです。すぐに119へ電話してください。
女性の心筋梗塞は症状が違うと聞きましたが?
女性の場合、胸痛が目立たず、吐き気・背中の痛み・疲労感が主な症状になることがあるとされています。「胸が痛くないから大丈夫」と判断せず、上記の症状が気になる場合は受診してください。

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