高齢者の意識がおかしい — 見逃してはいけないサイン

公開: 2025-01-01更新: 2026-04-23
本記事は医療行為を行うものではありません。ご案内は目安であり、最終的なご判断は医師にご相談ください。 緊急の場合は119へ。

「いつもと違う」は緊急のサインかもしれません

高齢者の意識障害は、脳卒中・心筋梗塞・肺炎・低血糖・薬の副作用など命に関わる原因がある場合があります。 「なんとなくおかしい」「ぼーっとしている」でも、受診を検討してください。

今すぐ119を呼ぶべきサイン

  • !呼びかけに反応しない・反応が弱い
  • !意識があっても話し方がおかしい(ろれつが回らない・言葉が出ない)
  • !顔のゆがみ・片側の腕や足が動かない・しびれている(FASTのサイン)
  • !突然ぐったりした
  • !呼吸がおかしい・呼吸が速い
  • !口の周りが青紫色(チアノーゼ)
  • !けいれんが起きた

高齢者の意識障害:よくある原因

脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)

要注意

突然の意識障害・顔の歪み・片麻痺・言語障害。FASTのサインを確認してください。

低血糖

要注意

糖尿病薬・インスリン治療中の方に起きやすい。発汗・震え・意識障害。砂糖水やブドウ糖が手元にあれば飲ませることもできますが、意識障害がある場合は飲ませず119へ。

肺炎

要注意

高齢者の肺炎は発熱が目立たず、ぐったり・食欲不振・呼吸困難だけのことも。「誤嚥性肺炎」は特に要注意。

脱水・熱中症

要注意

夏場や水分不足が続いたとき。ぐったり・口の乾き・尿量減少。

薬の副作用・過剰摂取

複数の薬を服用している場合、服用量の誤りや相互作用で意識障害が起きることがある。飲んでいる薬のリストを救急隊に渡せるよう準備する。

感染症(尿路感染・敗血症)

要注意

高齢者の尿路感染症は意識障害のみが症状のことがある。発熱・排尿時痛が目立たない場合も。

「いつもと違う」を見逃さないために

高齢者の深刻な病気は、典型的な症状ではなく「なんとなくおかしい」という形で現れることがあります。 特に認知症のある方は、痛みや不調を言葉でうまく伝えられない場合があります。

  • 食欲が急に落ちた(1〜2日で明らかに食べなくなった)
  • いつもより起き上がらない・動かない
  • 話の内容がいつも以上にまとまらない
  • 顔色が普段と違う(青い・赤い・黄色い)
  • 急に怒りっぽくなった・落ち着きがない
  • 上記のような変化が急に出た場合は、#7119への相談か救急受診を検討してください。 「たぶん疲れているだけ」は危険な場合があります。

    119に電話するときに伝えること

    1患者の年齢・性別
    2現在の意識状態(呼びかけに反応するか)
    3いつから、どんな症状が出ているか
    4普段飲んでいる薬(薬手帳を用意しておくと便利)
    5既往歴(持病)
    6住所

    お薬手帳をすぐに取り出せる場所に置いておくと、緊急時に役立ちます。

    よくある質問

    高齢の親がぼーっとしていますが、認知症の症状と見分けられません。どうすれば?
    「いつもと違う」かどうかを判断基準にしてください。認知症があっても、急に症状が悪化した場合は何らかの体の病気が原因のことがあります。急な変化があれば#7119への相談か救急受診を検討してください。
    倒れていたが意識は戻りました。それでも救急を呼ぶべきですか?
    一時的に意識を失った(失神した)場合は、原因を調べるために受診することを推奨します。高齢者の失神は心臓の不整脈・脱水・脳の病気など様々な原因があります。

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